英保健省が携帯電話の啓発リーフレットを出版

 英国保健省は3月7日、携帯電話について啓発する新しいリーフレット「携帯電話と基地局 携帯電話使用の健康アドバイス(Mobile phone and base stations  Health advice on using mobile phones)」を出版しました。前回2005年のリーフレットに比べると、世界保健機関(WHO)の見解を踏まえつつも、予防原則をより明確に打ち出し、電磁波曝露低減について具体的な対策が述べられています。
 新しいリーフレットは、携帯電話機及び基地局からの電波が健康に悪影響を与える確証的な根拠は最近10年間の研究で示されなかった、と述べています。一方で、携帯電話の(10年以上の)長期的使用による影響はまだ不明で、より多くの研究を必要としていること、また、10代の子どもの神経系は発達途上であることなどを指摘。16歳未満の若者は重要な目的に限って携帯電話を使うこと、ハンズフリー・キットや、(携帯電話機を頭にあてる通話の代わりに)メールを活用をすることを、推奨しています。【網代太郎】

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