熊本市在住のフリーライター、鶴田由紀さん宅の電気メーターがスマートメーターに交換されそうになり、鶴田さんはこれを阻止しましたが、九州電力(九電)からの交換のお知らせには、スマートメーターに交換することも、スマートメーターから電磁波が出ることも示されていませんでした。鶴田さんは、スマートメーターへの交換が明記されていないことなどに抗議するとともに、スマートメーターの電磁波の出力などを質問する書面を九電に提出しました(以上、会報前号で既報)。
鶴田さんは書面での回答を求めましたが、九電が口頭での回答にこだわり、鶴田さんはやむを得ず、2016年11月29日に熊本東配電事業所設備建設グループ・中村信也主任から電話で回答を受けました。
質問と回答内容は、次の通りです。
Q1.基地局の所在地は?
A1.通信事業者KDDIのサービスを利用している。基地局の所在地は非公表であるため、九電は把握していない。
Q2.データ発信時刻は?
A2.正時と正時半(毎時00分と30分)。
Q3.空き家でも送信するのか?
A3.する。
Q4.通信方式は?
A4.鶴田さんの住む地域はLTEを予定している。別の地域では電線を利用してデータを送信する方式も採用している(鶴田さんによる注:もうデータ送信を開始しているはずなのに「予定している」と言っていました)
Q5.電波の出力は?
Q6.電波の空中線利得は?
A5・6.電波法で定められている空中線電力0.2W以下の適合証明のついたものを使用している。出力に関しては、無線の通信技術に関する内容なので公表できない。
Q7.マイクロ波の実測値は?
A7.測定はしているが、教えられない(鶴田さん注:「測定はしているようです」とか、ふざけたことを言っていました)
Q8.人体への影響について。
A8.携帯電話に一般的に利用されているマイクロ波と同じ。国が定める電波法の指針の基準値以下なので、健康への影響はないものと考えている。【網代太郎】