電車内の迷惑行為アンケート 「スマホの使い方」上位に

 JRを除く私鉄各社で構成する日本民営鉄道協会(民鉄協)は昨年12月20日、「平成30(2018)年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング」を発表しました。10月1日~11月30日に民鉄協ホームページ上で「駅と電車内のマナーに関するアンケート」を実施し、2,686人が回答しました。その結果(次頁の表)によると、前年まではアンケートの選択肢になかった「スマートフォンの使い方」が6位という上位になり、車内のスマホの使われ方を迷惑と感じている人が多いことが分かりました。また、同じく新しい選択肢である「優先席のマナー」は13位でした。
 一部の選択肢については、さらに具体的な内容についても尋ね、スマホの使い方では「混雑した車内での操作」が最も多く回答されました。
 電磁波過敏症(EHS)の方の中には、スマホなどを近くで使われると症状が出る方がいらっしゃいます。現在、多くの鉄道会社が呼びかけている携帯電話使用のマナーは「混雑時は優先席付近では携帯電話などの電源を切る」ですが、そのような緩やか過ぎる制限すら守られていないのが実態です。
 EHSの方は、ご自身が車内で苦しんだ経験などをした時には、積極的に鉄道会社側へ伝えてほしいと思います。鉄道会社にEHSについての認識を持ってもらえば、よりきちんとしっかりとした対策につながる可能性が出てくると思います。【網代太郎】

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