各地の取り組み

板橋区加賀のKDDI説明会で住民の怒り渦巻く

 東京都板橋区加賀地区でKDDIがマンション屋上に建てた基地局を巡って、昨年10月から周辺住民による不安の声が上がっていました。すったもんだのあげく、9カ月も過ぎた6月26日午前10時から、初めてKDDIの住民説明会が「板橋区仲宿集会センター」で開かれました。
 初めにKDDIは電波産業会が作成した「電磁波安全ビデオ」を20分上映しました。6年前に作成されたものです。KDDIは①総務省の電波防護指針はICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)のガイドラインに準拠したものだ、②その指針値内で適正に運用された基地局だから稼働停止はしない、と強気の姿勢のままです。
 これに対し、住民側の質問が鋭く出されました。①WHOの見解を重視しているが、WHOの「ファクトシート304」は16年前の2006年に出たもので、それ以降いくつも高周波電磁波のリスクを示す研究が出ている、②「STOA(欧州議会科学技術評価委員会)が2021年7月に出した報告書では、「マイクロ波(高周波)はヒトに対しておそらく発がん性がある」としている。これはWHO評価「2B」(発がん可能性あり)より1ランク上の「2A」(おそらく発がん性がある)に相当する、③「STOA」は同じく5Gで使うミリ波に関して「判断するに十分な知見がなく、リスクの評価ができない」としている。つまり安全とは決めつけていない、と住民側はより科学的にKDDIの説明に反論しました。
 また、KDDIは事前に「一方的に稼働しない」と言っておきながら、勝手に基地局を稼働させました。基地局の建つマンションの向かいに住む住民が測定していたら、突然数値が100倍になったので「稼働」が判明しました。嘘を平気でつくKDDIの態度もさることながら、稼働したら100倍も電磁波が強くなった事実に住民側は憤っています。
 板橋区加賀2丁目は公園も多く、区の「景観形成重点地区」に指定されています。この指定により、電磁波そのものの規制はないが、景観を守る立場から基地局アンテナ設置に関しては「目立たないように」アンテナ周辺に樹木を植えるような配慮を提起しています。説明会には区議が3名参加されていましたが、この指摘にKDDIはなにも答えられませんでした。
 説明会の2時間はあっという間に過ぎ、住民側の質問にKDDIはなすすべもありません。どう考えてもこの1回の説明会で終わることはさすがにKDDIもできないでしょう。
 闘いはこれからも続きます。【大久保貞利】

沖縄・今帰仁村で5Gアンテナ建つ

 沖縄県北部は南部に比べ自然が豊富な地域です。いわゆる「ヤンバル」区域です。今帰仁村(なきじんむら)はそうした地域にあります。その地域に「今帰仁城」という史跡があります。数少ない観光スポットです。その今帰仁城周辺に5Gアンテナが建ち、住民のAさんから不安の声が寄せられました。
 5Gアンテナは人間だけでなく、動植物など自然界にもリスクをもたらします。NHKの朝の連ドラ『ちむどんどん』の舞台がヤンバル地域です。Aさんから5Gアンテナに反対したいので資料を送ってほしいという依頼がきました。【大久保】

柏市で楽天基地局計画

 千葉県柏市のBさんの自宅の横の駐車場に楽天が基地局を計画しています。高さ15メートルの基地局です。駐車場の敷地はBさんのものではありませんが、駐車場のすぐ横に建っている4部屋あるアパートはBさんの所有です。基地局の影響でアパートの住民が退去する可能性があります。そんな保証を楽天がするはずがありません。【大久保】

豊田市で楽天基地局計画

 愛知県豊田市のCさんの家から80m先に楽天が基地局を建てる計画がわかりました。すでにCさんの家から100mの所にドコモの基地局があります。ドコモ基地局自体あることが好ましくないのに、さらに楽天基地局ができればもっと困ります。Cさんは現在自治会の組長をしているので、自治会に話をもちかけ、いまのところ工事がストップしています。
 どういうことがこれから必要なのかと相談がきています。なにはともあれ周辺住民に基地局の問題点を書いたチラシの作成配布が大事だとアドバイスしています。【大久保】

堺市‣スマメで体調不良、アナメに戻させる

 大阪府堺市のDさんは4~5年前からめまいなど体調不良が続きました。はじめは原因がわかりませんでしたが、スマートメーターが設置されてから体調不良になったことに気づきました。そこで資料等を集め、関電と掛け合いました。その甲斐あってアナログメーターに戻すことができました。そしたらめまい等の症状が治まりました。「やはりスマートメーターが原因なんだ」と確信しました。【大久保】

 

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