「5Gストップ」署名8935筆提出

古庄弘枝さん(「5G問題を考える会」共同代表、電磁波研会員)

 会報第120号に署名用紙を同封した、5Gに反対する署名について、署名運動を行った「5G問題を考える会」から署名を提出したとのご報告がありました。


署名を提出する古庄さん(左側奥から2人目)ら

 「5G(第5世代移動通信システム)をただちに停止してください」の署名にご協力いただき、ありがとうございました。
 2019年8月から2020年1月までの期間で、8935名の方から署名をいただきました。内、ネット署名が745名でした。
 ネット署名では、アメリカ、スイス、ブラジル、スペイン、アイルランド、シンガポール、ニュージーランド、タイ、オーストラリア、オランダなど10カ国にお住いの方からいただきました。
 たくさんの署名を集めて送ってくださった方のなかには電磁波過敏症(EHS)の方も多く、深刻な状況を訴えたお手紙も同封されていました。また、EHSと化学物質過敏症(MCS)の両方を発症している方の中には、鉛筆で宛先を書いた封筒と署名用紙を70以上用意し、友人・知人に送ってくださった方もいました。
 そんな貴重な署名を、2020年2月21日(金)の午後、無事、総務省の担当者に届けることができました。仲介の労をとってくださったのは、衆議院議員の大河原雅子さん(立憲民主党)と秘書の塩田三枝子さん。大河原さんの事務所で、総務省総合通信基盤局の電波部電波環境課の渡邊修宏さん(課長補佐)と移動通信課移動体推進係の杉本武政さん(総務技官)に署名を渡しました。
 5G問題を考える会からは筆者と、共同代表の山田征さん(自然環境活動家)と鈴木典子さん(薬剤師)が参加。山田さんは、EHSとMCSの人がますます増えている現状と彼らの窮状を具体的に話し、筆者は学校における無線LAN推進の危険性などを話しました。
 総務省の渡邊さんは、1月24日の参議院議員会館での5G停止を求める院内集会(この後の記事参照)のとき、政府側の答弁をした人でもありました。彼の、業界の代弁者のような対応に、私たちは改めて総務省の実態を垣間見る思いがしました。
 署名の提出で5Gがすぐに停止することはないと思いますが、少なくとも8935名の方々には、5Gについての情報は届けられたかなと思っています。
 署名へのご協力ほんとうにありがとうございました。

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