一般白熱電球の製造・販売の再開を要望(2012.11東芝ライテックに)

2012年11月21日

東芝ライテック株式会社 取締役社長 渋谷徹様

電磁波間題市民研究会
代表 野村 修身

一般白熱電球の、製造と販売の再開を要望します

 貴社益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。
 私たちは電磁波公害をなくすことを目的に研究・活動している環境NPOです。
 2010年3月17日に、貴社が一般白熱電球の製造販売を中止したことに関して、いくつか疑問と懸念があるので、質問と要望をいたします。
 白熱球は蛍光灯やLEDに比較して消費電力が大きく、これらを削減すれば電力消費を減らし、且つ、CO2削減、地球温暖化の抑制に寄与できることは十分理解できます。
 しかしながら、蛍光灯やインバーター式蛍光灯などから発せられる電磁波に対して敏感に感じる人がいたり、その電磁波で健康を害した人もいます。電磁波に過敏に反応する人々は、室内の照明を電磁波の発生が少ない白熱球に頼らざるを得ない状態です。
 ならばLED照明にすればという意見もあるでしょうが、LED照明に関しては、日本照明委員会によると、皮膚への生理的ダメージやメラトニン分泌などへの生理的影響も懸念されています。(照明学会誌 4月号(VOL.94 NO.4 2010))
 また、白熱電球をの製造を中止することは、東芝の発祥事業の1つであり、当時の貴社の名前にもある白熱球を製造を意味する白熱舎の名前と意志を捨て去ることでもあるのではないでしょうか。
 企業は利益を追求することを目的とするのでしょうが、自社の利益(ベネフィット)だけでなく、社会の利益(ベネフィット)へも寄与すべきではないでしょうか。
私たちは、電磁波に対して過敏な人たちが安心して生活できる社会の実現を願って本要望書を提出いたします。ご検討と誠意ある回答を11月30日までにいただけるようお願い申し上げます。

1.蛍光灯やインバーター式蛍光灯などから発せられる電磁波に対して、過敏に感じる人がいることをご存知でしょうか。
2.蛍光灯やインバーター式蛍光灯などから発せられる電磁波に対して、過敏に感じる人たちは、白熱電球の元でしか生活できないことをご存知でしょうか。
3.一度製造販売を中止した一般白熱電球の製造販売の再開を強く要望します。

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