各地の取り組み

福山市でドコモ基地局中止に

 広島県福山市でドコモの基地局が計画されました。計画が出たのは昨年7月でしたが、当初は「住民から反対の声があれば考えます」という姿勢だったので、住民のBさんは「私は反対です」と意思を示しました。その後、動きが見られなかったので、あきらめたのではと思っていたら、11月下旬、いきなりドコモから「12月5日から工事に入ります」と通告してきました。Bさんは「話が違うじゃないか」と抗議しましたが、「もう決定しましたので、中止はありません」と頑なな態度でした。しかし、住民説明会を開いたところ、説明会に参加した18名の住民全員が「不当だ」とドコモの姿勢を追及し、ドコモは「計画を中止する」と表明せざるを得なくなりました。しかし、予定地に資材を置く倉庫があり、「近くにまた予定地を探すのでそれまで倉庫をおかしてくれ」と言ってきました。しかし、住民たちは納得せず、倉庫の撤去を通告しています。【大久保貞利】

京都市、ソフトバンク基地局増設で健康被害

 京都市のマンションにすでにソフトバンクの基地局がありますが、これが増設されました。それ以来住民のCさんは頭痛が起こりました。そのため、基地局について情報を集めたり、本を読み、基地局の危険性を知り、基地局撤去に向け取り組みを始めました。【大久保】

熊本県湯前町でKDDI基地局計画

 熊本県球磨郡湯前町の住民Dさんの家から50mのところに、KDDI基地局が計画されました。Dさんは基地局についてよくわからず、当研究会に相談してきました。基地局の問題点を知るにつけ、反対の声を上げていかないと基地局は建ってしまう、と危機感を持ち、反対の取り組みを始めました。【大久保】

北海道で風力発電による送電線建設計画

 北海道瀬棚郡今金町(長万部の近くの町)で、10万Vの高圧送電線計画が出されました。風力発電による変電所建設とセットでこの送電線計画は組まれています。送電線は地下化計画として進められています。住民のEさんは、この送電線計画の概要をつかみ、問題点を整理把握した上で、反対の声を上げようとしています。【大久保】

さいたま市でドコモ基地局計画中止に

 さいたま市のマンションでドコモが基地局を提案してきました。住民の中には賛成の人もいましたが、住民のFさんは「基地局計画に反対する」と明確な意見を主張しました。総会でこの問題が話され、結局基地局計画は中止することになりました。【大久保】

アナログメーターに戻した東電の捨て台詞

 横浜市の住民Gさんは、スマートメーターにされてしまいました。その時にはよくスマートメーターの問題点を知らすにいましたが、調べれば調べるほどスマートメーターは問題だと知り、東電にアナログメーターに戻すよう要求しました。例によって、東電は「アナメの在庫はない」「アナメはもう製造していない」「通信部をはずすので我慢してほしい」と御託を並べました。しかしGさんはきちんと東電側に「それらの東電の御託は事実でない」と反論しました。その結果、東電側が折れアナログメーターに換えさせました。しかし、その際、東電は「いまアナログメーターに換えても、2020年にはすべてスマートメーターになりますから」と捨て台詞を残していきました。往生際の悪い会社です。スマートメーターにしなければならない、という法律はありません。【大久保】

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