妊娠中の携帯電話過剰使用と出生時体重減少に関連 熊本大学の研究


 熊本県の461名の妊婦を対象とした調査で、妊娠中の携帯端末の過剰使用が出生児体重の低下に影響する可能性が、熊本大学大学院生命科学研究部の盧渓助教らによる調査で示されました。これは環境省が2011年から全国10万組の子どもと両親の参加で行っている疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の一環で行われた研究です。
 調査によると、携帯電話の過剰使用者(1日平均314分)は、通常使用者(同113分)に比べて統計学的有意に、出生時の体重が少なく、新生児の救急搬送が多い結果になりました。早産との関連は見られませんでした。過剰使用者は全体の9.98%でした。

・エコチルのウェブサイト

・原論文(英文)

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