各地の取り組み

長崎の住宅地ドコモ設備計画に住民9割反対

  長崎市三景台地区は第一種住専区域で、閑静な住宅街区です。そこに突然、NTTドコモが「通話やデータ通信の信号を光ケーブルで交換局まで送るための中継設備」を計画しました。大きさは「縦4.5m×横6.6m×高さ3m」。しかし資料で見ると基地局が載った「中継交換機」もあります。長崎県では初の設備です。家の前に突然予定されたこの設備計画に住民のBさんが当研究会に電話で相談してきたことがきっかけで、取り組みが始まりました。Bさんの周りの住民への声掛けから始まった取り組みですが、11月7日の説明会には350世帯約1千人の一戸建て団地で159名が集まり、ドコモ側の計画に疑問や不満の声が数多く出されました。団地内の90%以上が反対署名をしました。いまや自治会ぐるみの取り組みに発展し、自治会内に特別対策委員会もつくられました。当研究会のリーフレットも500枚配布されました。これだけの取り組みにNTTドコモは誠意をもって対応すべきです。【大久保貞利】

豊島区でKDDIとWiMAXの基地局被害

 東京都豊島区千早2丁目の3階建て賃貸アパートの屋上にKDDIの基地局アンテナとWiMAXの無線LAN基地局があり、近くの住民に健康被害が出ています。
 被害に遭っているPさんが中心になって、11月19日に千早地域文化創造館で学習会が開かれ、約30名が参加しました=写真。参加した人は初めて基地局問題を知る人がほとんどで、この問題の重要さを知ったと感想をもらしていました。学習会には区議会議員も参加していました。これからより多くの住民に実状を知ってもらい、撤去に向けてがんばりたいとPさんは語っていました。【大久保】

八重洲に講演会に45名参加

 11月1日、市民団体主催の「電磁波講演会」が千代田区東京駅八重洲口側近くの会議室で開かれました=写真。講演会の内容は、「交通機関での優先席での携帯電話オフルールの緩和(混雑時のみオフ)の背景」「スマートメーター問題」「電磁波過敏症」というホットな話題3点に絞ったものです。参加者は45名で、わりと専門的な話にもかかわらず、次々と質問が出されました。とくにスマートメーターに対する関心が高く、具体的に電力会社から交換の話があったら、どう対応したらいいのか、という質問もありました。【大久保】

横浜市でソフトバンク基地局工事

 横浜市で自宅から5~6mしか離れていない3階建てマンション屋上にソフトバンクの基地局工事が突然始まりました。驚いて住民のQさんが掛け合いましたが、「説明にうかがうが撤去はしない」「とりあえず、配線工事だけでもさせてくれ」と誠意のない対応です。Qさんは、「私だけではなく、公開の説明会をしてください。説明会が開かれるまでは工事はすべて中止してください」と反対の意志を表明しました。【大久保】

福山市でソフトバンク基地局が建った

 広島県福山市の住民Cさんの家から60m先にソフトバンクの基地局が建ちました。Cさんには子供がいるので、不安に思い、業者に掛け合いましたが、「30m以内には説明した」というばかり。本当に30m以内に説明したがどうかも不明ですが、住民説明会の開催を要求しています。【大久保】

アナログメーター存続署名2100名突破

 会報93号に署名用紙を同封したアナログメーター存続を求める署名が10月末で2131名になったと、署名を呼びかけているHさんがご報告くださいました(紙署名1975名、Web署名166名)。署名は引き続き集めています。用紙は当会のウェブサイトからダウンロード可能ですが、郵送ご希望の場合は事務局まで。【網代太郎】

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