消費者安全調査委員会 スマートメーターの調査を拒否

 「消費者安全調査委員会」とは「消費生活上の生命・身体に係る事故の原因を究明するための調査を行い、被害の発生又は拡大の防止を図」ることを目的に、消費者庁に置かれている委員会です(同委員会のウェブサイトより)。同委員会には「事故等原因調査等の申出制度」があります。この制度は「消費者の生命又は身体被害に関わる消費者事故等について、被害の発生又は拡大の防止を図るため、事故等原因の究明が必要だと思料する場合に、消費者安全調査委員会に対し、その旨を申し出て、事故等原因調査等を行うよう求めることができる制度」(同)です。
 同制度に基づき、東麻衣子さん(アナログメーターの存続を望む会)は、スマートメーターが設置されたことによるご自身の健康被害を報告し、同委員会にスマートメーターについて調査するよう求めました。
 これに対する同委員会の4月5日付回答が届きました。回答は「電磁界の人体への影響につきましては、世界各国で60年以上にわたって調査研究されており、我が国においても、調査研究が続けられています。これらの研究から、電波の熱作用・刺激作用について、健康影響をもたらす電波強度の閾値等が明らかになっています。」「スマートメーターの電波強度はこの閾値以下であり、熱作用・刺激作用による健康影響はないと考えられます。また、電波の熱作用・刺激作用以外の作用による健康影響については、その可能性が指摘されているものの、健康影響があることを示す確かな科学的証拠は発見されておりません。」「申し出られたような身体症状とスマートメーターによる電波との因果関係について、当委員会でこれ以上の知見を得ることは困難です。」「以上のことから、現時点では、申出案件について事故等原因調査を開始するという結論には至りませんでした。」などと記されていました。
 この結論について、東さんは「健康影響をもたらす閾値以下でも体調、体質によっては耐えられない人が居ることを理解しようとしていないことに驚きました。今までの研究結果より、今苦しんでる人の声を聴くことが大事なのではないでしょうか? このままでは、電磁波に耐性がない人はどうなってしまうのか…。電磁波で健康被害を受けている人たちの声を集めて国に伝えなくてはいけませんね」と話しています。【網代太郎】


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