国際科学会議 人選不公平と抗議

 2011年11月16、17日、欧州委員会はベルギーのブリュッセルで「電磁界と健康に関する国際科学会議」を開催しました。電磁波による健康影響の恐れについての新たな科学的証拠を定期的に検討するために開かれている会議です。しかし、会議の人選が偏っているなどとして、各国のNGO団体が会場の外でデモを展開しました。

next-up.orgより

next-up.orgより

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 同会議の「いくつかの鍵となる結論」は、以下の通りです。(1)
○研究はリスク評価の推進力である
○曝露量(測定)と曝露評価は、電磁界と健康についての研究の不確実性の主な原因である
○ノセボ効果(何かが有害であるという示唆や信念によって生じる悪影響)は、電磁波過敏症の大きな一因である
○疫学(症例対照研究)は電磁界による有害な健康影響の恐れについての主な出所である。しかし、その他の証拠によっては確認されていない。
 これに対し、ベルギー、フランス、オランダ、イタリアなど各国の6団体による「欧州電磁波汚染反対運動」(European Electrosmog Protest)は、「高周波電磁波の有害性を証明した科学者が会議に招待されていない」と抗議。1000人以上の大学教授と医師が署名した「フライブルク宣言」から「慢性病患者数の増加は無責任な「安全基準」政策の結果である」との文を引用したうえで、以下の5項目について要求しました。(2)
1.バイオイニシアティブ報告が示した0.6V/mの規制値
2.子どもたちや高齢者がいる学校、病院、教会などに、携帯電話、デジタルコードレスフォンのないホワイトゾーンを設ける
3.スウェーデンのように、電磁波過敏症を障害として認知する
4.第4世代携帯電話、LTE、ワイマックスの基地局やアンテナを設置しない
5.無線によるスマートメーターを設置しない
 同グループは、この抗議を支持する者として、9名の教授や博士の名前、3名の議員の名前や、20のNGOの名前などを挙げています。【網代太郎】

(1)欧州委員会健康・消費者保護総局
(2)European Electrosmog Activist Groups To Protest EU ‘EMF and Health’ Meeting in Brussels Nov 16, 2011

カテゴリー: 行政, 海外情報 

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